準備を終えたタツノオトシゴはいよいよアメリカへと旅立ちます。その時の忘れられない出来事を書いていこうと思います。
この記事で紹介したいのはこんなこと。
- 二重国籍者が日本出国、アメリカ入国する時どうする
- 日本出国・アメリカ入国
- 喜ばれる日本のお土産
エセアメリカ人の出国、入国について
二重国籍者の入出国については、一点気をつけねばならないことがありました。それは
日本を出国する時は、日本のパスポートを見せる
アメリカに入国する時は、アメリカのパスポートを見せること。
会社の人事からは、「タツノオトシゴさんみたいなケースは少ないからよく分からないですねー」と見放された為、自分で色々聞き回ったところ、こうすべしとのこと。
調べたは良いものの、半信半疑。これでアメリカ入国できないとか大変なことになったらどうしよう、と不安で枕を濡らしたものでした。
結局結論から申しますと、これで正解でした。ちなみに逆も然りです。
アメリカを出国する時は、アメリカのパスポートを見せる
日本に入国するときは、日本のパスポートを見せる
これもまた真です。覚えやすいですね。出国のスタンプがないのに、入国のスタンプ押してもらえるのか、ちょっと不安でしたが、何も気にされませんでした。この数年間、特に何も突っ込まれことないので、きっと本当にそういうものなんでしょうね。
日本出国・アメリカ入国の話
いよいよ日本を飛び立つ日が来ました。それまではワクワク、ソワソワしていたもののいざその日が来ると怖気付きます。諸般の事情で、イルカさんともしばしのお別れ。それも寂しいのでいきなりホームシック状態。
けれども、仕方がないのでとりあえず、預け荷物をチェックインに向かいます。身軽になって、残された時間を、見送りに来てくれたイルカさんと過ごそうと思っていたのですが、、
受付の方が、「あー、重量超過されてますねー」と一言。
タツノオトシゴはスーツケース二個で渡米しようとしていたのですが、そのどちらもが重量超過という凡ミスを犯していたのでした。前の記事で預け荷物に醤油とみりんを持ち込んだことは書いたのですが、それ以外にも実は、すぐ料理できるようにフライパンセットとか、すぐテニスできるように(タツノオトシゴはテニスが大好き)、テニスラケットを仕込んだりと、ヘビー級選手を続々と投入していました。
結果、イルカさんとの別れの時間を返上し、再度パッキングを実施。片方だけの重量超過、1万円だけで済んだ?のでした。1万円あれば、普通にアメリカで醤油とかみりんとか買っても、お釣りくるよねって話なんですが、その場で捨てるのも気が引け、持ち込みを決行という謎ムーブに至るのでした。
そんなこんなでドタバタの別れを済ませた後、いざ搭乗。
弊社は、最近のコスト削減活動の一環で、プレエコノミーでのフライトでした。それまではビジネスだったらしく、それを経験した世代の人たちはブーブー言っていたそうですが、タツノオトシゴは人生初プレエコ。
めっちゃ足伸ばせるやん!と感動しきりでした。安いものです。
それと、プレエコでも微妙にドリンクメニューがエコノミーと変わっていて、確か焼酎とかがラインナップに加わるんですよね。隣の人もおそらくプレエコ初体験だったのか、30分おきくらいにCAさんを呼んで焼酎頼んでました。けっこう嫌でした。あまりはしゃぎ過ぎも良くありませんね。
そしてついにアメリカに到着。アメリカはJFK空港ですね。
タツノオトシゴはエセアメリカ人のため、US Citizensの方に並びます。やはりアメリカは人種のるつぼと言われていただけあって、いろんな肌の色の人が列に並んでいて、その時はまあ緊張もなかったのですが、いよいよ入国審査となった時に急にドキドキし始めます。
審査官に聞かれたのはこんなこと。まあ、向こうにしてみれば、アメリカ人の普通の入国なので、聞いてくることは普通です。
- どの国に、どのくらいの期間行っていたのか
- 禁止されているもの/関税がかかるものを持ち込んでいないか
基本はこんな感じです。これに加えて、指紋とられたり、顔写真撮られたりとかだったと思います。しどろもどろになりながらも、何とか乗り切ったタツノオトシゴでしたが、最後に関門が待ち受けていたのです。
タツノオトシゴは会社用に日本のお土産を紙袋に入れて持ち運んでいたのですが、審査官に「その中身は何だ?」と聞かれます。お土産用にタツノオトシゴは豆菓子のようなものを買っていたのですが、当時の自分には何とも説明しがたく、つい口をついたのが「ライスクラッカー」でした。
しかし恐らくLとRの発音を言い分けられないせいでしょうか、全く審査官は聞き取ってくれません。そしてアメリカの空港職員というのは中々に不親切です。何か汲み取ってくれるということは一切なく、ただ「What?」と聞かれます。それでも、いつかは分かってくれると信じているタツノオトシゴはひたすらにライスクラッカーと連呼しますが、やはり聞き取ってくれず向こうもWhat?を繰り返すのみ。ライスクラッカーとひたすらリピートするエセアメリカ人と、もはや聞き取る気も失せWhatしか言わない審査官という異空間が展開されていました。
最終的に困窮した私は「Snack」と呟き、そろそろ辟易していた審査官も「Ok」と言い、その場をやり過ごすのでした。それでいいのか入国審査(お互いに)。
日本のお土産
さて、そんな混乱の元となった日本からのお土産なのですが、持って行く時はけっこう悩みました。日本って美味しいものがたくさんなので、何を持っていくか悩んじゃうものですよね。結論、割と何でも喜んで頂けるのですが、同僚の聞き取りやタツノオトシゴの経験からオススメなものご紹介です。
- Feve
これが件のタツノオトシゴが当時買っていったお土産です。お豆を素揚げしたりして、いろんなシーズニングをつけてるって感じの豆菓子です。美味しさは全く伝えられませんが、お酒のおつまみとかに良い感じです。
なんて言えば伝わったんですかねー。A snack which is made of nutsとか?長くない?英語できる人に教えて欲しいです。 - ゆかり
えびせんですよね。タツノオトシゴは甘いものよりしょっぱいもの好きです。なので、多分に個人の嗜好が入っているものの、けっこう周りからお土産でいただくことも多く、人気なんだなと思っています。こういう普段自分では買わない、ちょっといいもの、というのが喜ばれる印象です。 - グラッ茶
甘いものでは、こちら頂くこと多いですね。日本っぽいモノ代表、抹茶✖️チョコは王道のお土産です。これも個人的な話なんですが、ラングドシャってちょっと軽い感じになる気がして好きです。サクサクといくらでも食べられてしまうので、自分のお土産にもいいですね。 - 【自己責任】ラーメン
アメリカは動物性タンパク質の持ち込みが禁止なので、日本のラーメンは基本持ち込みできないはずなのですが、中にはラーメンをお土産に持ってきている人もいるようです。偏見ですが、ラーメンは日本が一番美味しい(と思う。少なくともコスパは一番)。特にスーパーやコンビニで売っているようなインスタント系のラーメンはピカイチです。家であのクオリティのラーメン食べられるってすごいですよね。一蘭とか街に出れば食べられますが、一杯30ドルくらいするので萎えます。
他にもいっぱいあると思うのですが、今回はこのくらいで。けっこう日本の駄菓子詰め合わせセットみたいなものを買ってきてくれる人もいますねー。
まとめ
今回は、日本から出国、アメリカに入国した時の話と、おすすめのお土産について書きました。教訓としては、
- 二重国籍者は、パスポートは現地のものを使う
- スーツケースの重量制限には注意!
- プレエコでは節度をもって楽しむ
- 入国審査は優しくない。伝わらなかったら、こちらから伝わるように言い換えるべし
- お土産はちょっといいものでプレミア感を!
こんな感じですかね。今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!また次回ー
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