この記事では下のようなことをお話ししたいなーと思います。
- アメリカ駐在とは
- アメリカ駐在にあたっての準備 〜エセアメリカ人ならではの注意点〜
- 準備して良かったもの
アメリカ駐在について
タツノオトシゴは日系メーカーに勤めているしがないサラリーマンであります。ご存知の方は多いかもしれませんが、メーカーって海外駐在が多いです。工場があったり販売拠点があったりするので、現地社員との橋渡し的な役割として派遣されることが多いんですよね。
弊社もアメリカはニューヨークに支社を構え、相当数の駐在員が派遣されております。まあ、正直こんな人数いるのかってくらいですが。さておき、タツノオトシゴも入社8年目?とかでアメリカ行ってこい、ということになり、Yes, sir! みたいな二つ返事で駐在準備を始めることになるのでした。
アメリカ駐在にあたっての準備〜エセアメリカ人がやるべきことを添えて〜
上の方で上司が言っていますが、弊社は赴任が決定してから割と短期間で準備をしなければなりません。タツノオトシゴの場合はそれが3ヶ月でした。本当に唐突に言われるので、予定していたサザンのライブに行けないという残念な事態に。
ともあれ、準備をします。基本的にはこんな感じかと思います。
- 就労ビザの取得
- 英語(赴任先の言語の勉強)
- 健康診断
- 荷造り
- 引っ越し/各種手続き
そして、ここで明らかになる新事実ですが、タツノオトシゴは実はアメリカ国籍を持つ二重国籍者でした。本来なら20歳だか21歳になった時に、国籍を選択するのが推奨されています。まあ、推奨とあるように強制力はないです。もちろん、生まれた後に自分の意思で新たな国籍を取得した場合には、日本国籍は捨てなくてはなりませんが、タツノオトシゴはアメリカで生まれていたため、そのようなことにはならなかったんですね。
えー、じゃあ、帰国子女じゃん、英語の勉強とかいらないじゃん、とかってなるかもしれませんが、タツノオトシゴは生まれて1年足らずで日本に帰国。そこから海外に出ることなく土着でした。ということで当然英語も人並み、全く喋れないのでありました。それでエセアメリカ人ということですね。エセアメリカ人となると準備の話も微妙に変わります。タツノオトシゴの場合はこんな感じになります。
就労ビザの取得→ 米国パスポートの取得
次の章ではどんな準備をしたのかツラツラ書き連ねようと思います。
①就労ビザの取得 / 米国パスポートの取得
という訳で、タツノオトシゴはよくわからないのですが、通常Lビザという就労ビザをとるのが一般的なようです。そしてさらによくわからないことに、だいたいの手続は弊社の場合、人事がやってくれているため、その辺りのプロセスも知りません。昔の資料を引っ張り出したところ、以下のような流れだそうです。
米国の労働許可証取得
本人:書類準備→人事提出 : 海外人事に横流し→海外人事 : 現地で申請→現地当局 : 労働許可証発行
ビザ取得
取得した労働許可証とパスポートを大使館に提出→ビザ取得へ
また、ビザ取得のためには大使館に行っての面接もあります。以下みたいなことを聞かれるらしいです。
- なぜあなたは米国に働きに行くのですか?
- なんであなたじゃなきゃいけないんですか?
話を聞いているとこんな感じでしょうか。恐らく申請書に理由とかは記載するんでしょうが、改めて本人から聞く感じなんですかね。当然面接は英語のようなのですが、タツノオトシゴの同僚はあまりに英語ができなくて通訳が出てきた、と言っていたのであまり心配しなくても良さそうですね。これをパスすると晴れてビザ取得です。面接から一週間くらいでもらえるみたいです。
さて、タツノオトシゴの場合、このあたりのプロセスは一切無視です。生まれてこのかた自分がアメリカ人だなんて思ったことのないタツノオトシゴは通常のプロセスでビザ取得を試みようとしたのですが、人事に相談したところ止められました。曰く、二重国籍者がビザ申請すると、アメリカ人なのに、何ビザ取ろうとしてんの?となり、却下される可能性があるそうです。
じゃあ、めんどくさいし、国籍を捨てるのもありかな、と思ったのですが、それはそれでめんどくさいようです。どうやら捨てるのにもお金がかかる➕時間がかかるということでした。確か金額が30万円くらいで期間が3ヶ月くらい。全然赴任間に合わないやん、しかも30万て高いな、ということで残された選択肢であるパスポートの取得に流れたのでした。
さて、パスポートの取得に必要なものは下記です。
- (持っていたら)失効したパスポート
- 米国の出生証明書
上記のいずれかを持っていたら大丈夫なようです。タツノオトシゴのパパさんはパスポートを見つけられませんでしたが、出生証明書は大切にとってくれていたので、それを持って大使館に行きました。
大使館ってビザ取得の方はいつも列ができてますが、アメリカ市民の受付の方はスカスカです。そして、かなりドキドキしていったのですが、パスポートの取得はかなり簡単でした。ペラの申請書と出生証明書を渡すだけですね。
これはアメリカっぽいなと思ったことは、最後に申請内容に虚偽がないか宣誓させられることでした。英語がわからないながら、Yesと答えればいいことだけはわかり、Yesといい、無事パスポートを取得したのでした。
備考 そういえば、パスポートなので顔写真が必要です。大使館で撮った気がします。それと、当時は現金会計だったような?(今更ですが、これは2019年の話です)
まとめ
思ったより長くなってしまったので準備の話は次回に延期です。。今回はタツノオトシゴがエセアメリカ人だったということを理解してもらえればそれでいいのかなと思います。
今回わかったこと
- Lビザを取ろう! 基本は人事の指示に従おうね 面接はそれほど心配するな
なんとかなる!(らしい) - 米国籍を持つ人はビザ申請しない!パスポートをとって、普通に帰国してきましたけど何か?という体で入国しよう!普通に大使館でパスポートは取れる!
ちなみに書きませんでしたが、Lビザ取る人でも日本のパスポートはとってください。有効期限に気をつけて!半年切ってるとダメって聞いたことあります。
ここまでお読みいただきありがとうございます!それではまた次回ですー。
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